ゆるりと春はじめ

2025年3月27日

もう少しで4月。新年度ですね~
年々時が過ぎるスピードが早く感じており、今期の冬は短く感じました。
スノーシューで遊びまわっていたからかもしれませんが…(笑)

余談ですが筆者はついこの間東京に行ってきました。
当たり前ですが全く様相が異なりました。
最高気温が20℃越え!! 桜も一部咲いていました🌸
この小さな島国でこれだけ差が出るのって、毎回北海道から出るたびに感じてますが、とても面白いです。

朱鞠内
東京 明治神宮

極端ですが、同じ3月でこの違い(日付は1週間くらいしか変わらないです)
この差、面白くて大好きです。
旅行するときって、行く前は億劫でしかたなくて嫌になるんですが、こうした自分が暮らしている場所と全く異なる環境を見て体験して、その差を実感したときに、めちゃくちゃ楽しくなります。

明治神宮、最高でした!
照葉樹のメラメラとした独特ないで立ちと、北国とは全く異なる林床の植物たち。
樹種がなんだかわからない!!!この感覚、久々でドキドキしました(笑)
好奇心しか搔き立てられない、人工とは思えない素敵な森でした。
メガシティの中で力強く生き抜いている巨大な森林の存在は、想像以上です。


照葉樹とは、分厚くテカテカとした葉が特徴で、一年を通して緑の葉をつけている常緑広葉樹のことですが、北海道には自生していませんので、貴重な体験でした。
照葉樹についてのお話も、またどこかでできたら嬉しいです。

一方北海道の道北では。
まだまだ残雪は見られますが、春の予兆が見られます。
ハクチョウなど渡り鳥も見られ、鳥たちの活動が活発になってきています。
まだ確認していませんが、エゾアカガエルも冬眠から目覚め、繁殖期に入る季節です!🐸

真ん中にいるエゾアカガエル

これから様々な植物が目覚めはじめ、芽吹いて緑をのぞかせ、可憐な花を咲かせたり、春を祝福する自然を見ることができると思うとわくわくします。

スノーシューできなくなるのは名残惜しいですが…
今回は春へわくわくする気持ちが抑えられないので、北海道・道北地方の春が始まるころの自然のようすを少しご紹介したいです🌸

道北の春はじめ

道北の春はじめは、半分くらいは冬の気配を纏っています。(3~4月)
たまにある春の陽気の日に、残雪が溶けてきて水の流れが見えたり、地面が見え草が顔を出してきたり。ヤナギの花穂がぽこぽこあらわれ、鳥たちがキイキイと主張を強めてくるなど、徐々に春の要素が増えて、冬の衣をゆっくり脱いでいく感じがこちら側の春の印象です。
よくフクジュソウが咲き始めたら春、といいますが、こっちの方はもう少し遅めかもしれません。

木はまだ寝ぼけていて、開葉はまだ。お花もまだまだ、といった感じ。
この、前の季節を引きずりながらゆっくり季節が進んで行く感じが、もどかしさもあるんですが、最近はわくわくして好きです。

キレンジャク
士別の雪解け

4月後半になってくると、「スプリング エフェメラル」と呼ばれる花々が姿を現してきます。
「スプリング エフェメラル」とは、直訳すると「春の妖精・儚いもの」という意味で、春先の短い間に花を咲かせ、花が終わるとすぐに姿を消してしまう植物のことをいいます。
エゾエンゴサクやカタクリ、フクジュソウなどが有名です。

この花々が見れるようになり始めると、いよいよ「春」の祝福を受けているな、という気分になります。

エゾエンゴサク
エゾノリュウキンカ

ちなみに、動物関連で言うと。
オジロワシはまだまだ見れる時期です。逆にこの時期だからなのかわからないのですが、海沿いに行かなくても、道路に面した木々に止まっている様子や高く飛んでいる様子がよく見られます。
士別や幌加内など、内陸でも見ることができました。
道北ならではだなあと感じます。

もうひとつは、ウサギ。エゾユキウサギです。
例年4月頃に、幌加内でエゾユキウサギが大発生します。
一年を通して見ることはできるのですが、この春はじめの時期は、群れでわらわらと、道路だろうと畑だろうと関係なく大量に姿を現すのです。
士別~幌加内の区間や幌加内でこの現象が起こります。轢かれないでと願うばかりです。
今年はどうなのか?白いもふもふ軍団が現れてくれるのか?これから見に行くのが楽しみです🐇

まだ冬毛
夜に活発に活動します

先ほど、木は寝ぼけていて開葉もまだ、と言いましたが…
のんきにしている訳ではなく、この雪解けの時期に見えないところで密かに動いています。
「樹液」はこの時期ならではのものです!

樹液といえば「イタヤカエデ」や「シラカンバ」が有名です。
イタヤカエデは3月ごろ、少し早めに出始めます。シラカンバは雪解けのあと2週間くらいの間に取ることができるとされ、樹液の採取期間というのは本当に限定的で貴重なんです。

イタヤカエデ
シラカンバ

イタヤカエデはメープルシロップで有名ですよね。
シロップは煮詰めているので濃縮され特別甘くなっていますが、本来の樹液はもっとマイルド。

シラカンバはもっともっと薄味です。水のようにさらっとしていて甘味もほんのり。
中身は栄養がたくさん含まれています。ミネラルやアミノ酸、脂肪酸、糖類、さまざまな成分が含まれているといいます。化粧品にも使われたりしますね。

樹液はそのままのでもいいですが、コーヒーにしたり、お酒を割るのに使ったり、しゃぶしゃぶに使ったり。(メイラード反応でお肉がやわらかくなります!)たくさんの使い方があります。
微々たるものに思えるかもしれませんが、とても美味しくなりますよ!

道北地域では、「白樺樹液」にまつわるお祭りが4月に開催されます。
旭川と美深、今年は同日開催ですが、ご興味のある方はぜひご参加ください。
どちらも採れたてのシラカンバの樹液を飲むことができますよ🌟
ぜひ飲んでみてほしいです!

樹液を与えてくれた木々を見ながら飲むのは格別です。
特別においしく感じますよ😊

ちなみに美深白樺樹液春まつりでは、4/13(日)の本祭にて、カンジキ森林散策を自分が担当いたします。
シラカンバを中心に、早春の森を楽しみますよ🌳
定員は15~20名程度です。お時間ありましたらぜひご参加ください👍
昨年の様子は以下より見れます。

季節の変わり目には、その変わり目しか味わえないような、刹那的魅力があります。
身近なところから見逃さないように。魅力を最大限に楽しみたいです😊

大雪山とハクチョウの群れ

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