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造林・造材
(森林整備・素材生産)

南富良野木材産業・音威子府林産企業協同組合

素材生産

山で木を伐採し、的確な長さにカットして、原木として集材することを指します。

森林整備

地拵えから植栽、保育して育てる「造林」作業や、適度に伐採して混んだ林内を適切な密度にする「間伐」や「除伐」を行い、健康な山を保つため森林を整備します。

国・北海道・森林組合からの請負事業を行っています。
仕様書に合わせ計画を立て、作業を行います。

人工林の間伐業務が主ですが
今後は伐期を迎えた人工林の主伐が増える見込みです。


植林、木の育成、山林管理、間伐、伐採など
いわゆる林業である作業を行います。
大切な山を育て管理を行う重要な事業です。
国や道からの請負事業も多くあります。

伐採した木の売買、丸太の買い付け、山林の購入など、
大切な原料の調達を行っています。
木の目利きの腕が問われる、プロフェッショナルな要素をもつ業務です。

南富良野木材産業

<主な請負>
国有林 民有林

音威子府林産企業協同組合

<主な請負>
道有林 民有林

森林組合

南富良野木材産業

音威子府林産企業協同組合

<主な請負>
国有林 民有林

<主な請負>
道有林 民有林

森林組合

作業の流れ

素材生産

調査・測量

仕様書で指定された山林の作業範囲を調査・測量します。
地形や植生などを把握し、作業道をどのように作っていくかなどを判断し、具体的な計画書を作成します。

作業道作設

バックホーやザウルスといった重機で作設を行います。
仕様書において作業道を作設可能な割合が決まっているため、
その割合の範囲で作ります。
作業道の作設は、特にコストに関わってくる重要な作業のひとつです。

伐倒

地形により伐倒方法が重機のハーベスタを用いるか、チェーンソー伐倒にするかが変わります。

★ハーベスター … 平坦な地形(15°以下)
★チェーンソー … 上記以外の不良な地形など

枝打ち・玉切り
(造材)

伐倒した木の枝を取り払い、規格に沿って適切な長さにカットします。

★ハーベスタ伐倒の場合
⇒伐倒~集積~枝切~玉切りまでが一台で可能

★チェーンソー伐倒の場合
⇒全木集材(枝付きのまま集積し、造材の際にハーベスタを使用)

集材

カットし集積した木材をフォワーダーに乗せ、土場まで運びます。

椪積み

土場まで運んだ木を樹種ごとにまとめて仕分け、整理します。
グラップルで作業を行います。

ハーベスタのようす

北海道の山奥で、人が手を掛け、
数十年という長い時間をかけて成長した木。
これらの立派な木を育て収穫し、無駄なく活用します。

素材生産、山林管理は山や自然を守るための大切な事業です。

むやみに木を伐採するのではなく
見定めた木を伐採し、日光が適切に林内に入るようにしたり、過度な密集を防ぐことにより、虫害や病気の発生を抑えたり根をしっかりと地に張れるようにすることで、災害を防ぎます。

放置せずしっかりと管理することで、健康な森・山を作ります。
適切な管理は、土砂崩れなどの自然災害を防ぎ、人々の生活を守ることができるのです。

安全かつ環境に配慮した新しい林業として生まれ変わり、山の未来を見つめる林業を目指しています。

当社では、民有林の購入を行っております。

 

購入対象は北海道内(主に道北・道央)の山林です。
広葉樹の多い山林を求めています。
山林ごと、立木だけの購入でも構いません。

 

あなたの大切な山をお任せください。
詳しくはお問い合わせください。

担当事業所
三津橋産業株式会社 素材山林課  Tel 0165-23-5271
南富良野木材産業株式会社     Tel 0167-52-2121
音威子府林産企業協同組合     Tel 0165-65-3211

山林調査・査定/原木買い付け・格付査定 行っています

一次加工

針葉樹工場・広葉樹工場(士別本社)

山で収穫された原木は、日本農林規格に基づいて1~4等に格付けされ、各工場に運ばれます。
士別市にある当社の針葉樹・広葉樹の各工場では、
JAS規格に基づいて、適切な部分を見極めながら木材のカットが行われます。

針葉樹工場

--- 士別市

【原木消費量】 年間 24,500m³(約120m³/日)
【製材品の用途】 羽柄材(住宅の構造のメインとなる構造材を支える補助的な建材)、ツーバイ材など

道北最大級の製材工場です。
道産トドマツを主体に生産しています。

大割自動帯鋸盤からなる大径木を挽くライン(径34cm以上)と
ツインソー帯鋸盤からなる小径木を挽くラインの
2ラインで生産が行われています。

住宅向け羽柄材とツーバイ材の生産を主に行い、
パレットの原料や集成材の原板なども生産しています。

広葉樹工場

--- 士別市

【原木消費量】 年間 4,200m³(約20m³/日) 
【製材品の用途】 家具用、フローリング用、建具用、枕木など
 

北海道産のナラ、カバ、タモ、ニレ、セン、ハンなど
幅広い樹種を取扱っています。

広葉樹は、私たちの生活に身近な家具やフローリング、木工クラフト製品など幅広いところに使われています。
多様な木目、色味、節なども活かした個性が魅力です。

製材品は大阪支店や九州営業所の得意先にも出荷しており、道産材の普及に努めています。

現場のようす

さらに加工中に発生する副産物も集積し、

バーク ⇒ 燃料   
端材 ⇒ チップ  
のこ屑 ⇒ 牛舎・菌床
 

として無駄なく利用します。

チップ生産

幌加内工場・音威子府工場・富良野工場

道内にある3つのチップ専用工場。

木材チップ用の原木を専門に加工し、
製紙原料(ティッシュ、トイレットペーパー、紙コップなど)やバイオマス燃料のチップを生産します。
さらに加工中に発生したバークやのこ屑は集積され、牛の敷料や菌床として無駄なく利用されます。

製材工場で生産された、端材を破砕して作られたチップは「背板チップ」と呼び、
チップ工場で生産されたものとは分けて使用されています。

幌加内工場

全国的にも豪雪地域で有名な幌加内町。
平成25年3月下旬に設備を更新しました。
省電力設計の工場なので工場内の照明にはLEDライトを採用し、二酸化炭素排出量が従来より少なく環境にも配慮したつくりになっています。

★ 2022年度より「SUSHIセンサー」という異常検知センサーと独自に取り付け運用しています。

チッパー機の振動を日々測定し、異常値を検出した場合機械のメンテナンスを行うなど、早期に対応が可能となります。
チップの品質・スケジュール管理を徹底するため、取り組みを行っています。

音威子府工場

上川北部に位置する音威子府村。
豊富な森林資源があり、豊かな森と川と自然に囲まれた村に音威子府チップ工場はあります。 

広葉樹チップ工場としては日本最北端です。

2015年9月にはトラックスケールを更新。
制御部にタッチパネルが搭載されており、伝票発行までパネル操作で行います。

またネットワークカメラと連携するシステムを導入し車両の積荷等を記録する事ができるようにしています。

富良野工場

北海道の真ん中に位置し、農作物やラベンダーが有名な富良野。
十勝岳や芦別岳などの山岳に囲まれ、山林資源も豊富です。

 幌加内工場、音威子府工場と比べ降雪量が少なく、雪害の影響を受けにくい所であり、チップ原料供給地として重要視されています。

富良野工場では女性が2名働いており、重機も乗りこなしています。

★ 富良野工場は新しく建て替え、リニューアル致しました。
2023年春より再稼働しております。

チップ生産加工の流れ

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二次加工

道北ハウジングシステム協同組合

道北ハウジングシステム協同組合(士別市)

道北ハウジングでは、二次加工を行います。

一次加工で生産された製材を、CADデータという設計図をもとに、住宅建築に使う建材に加工します。

建材の種類によって多様な加工の仕方があり、それぞれの加工に対応した設備が整っています。

人工乾燥

木材に水分が残っていると、割れなどの原因になるため、乾燥窯でしっかり乾燥させます。

規格サイズにもよりますが、基本的に針葉樹は1週間程度、広葉樹は1カ月程度製材の梱包を乾燥窯に入れ続け、乾燥を行います。
窯から出した後は、さらに養生することで水分をなじませ、中心部までしっかり乾燥させます。(養生期間は数カ月ほど)

乾燥の際に用いる蒸気は、自社バイオマスボイラーで生産されたもので、製材加工途中で発生したバークも無駄なく利用しています。

★ 2024年夏に乾燥機を増設いたしました

S4S加工(Surfaced Four Sides)

S4S加工は、木材の4面を滑らかにする加工を指します。

人工乾燥した製材をモルダーを用いて表面を滑らかにする加工を行い、規格をもとにカットします。

加工後は含水率をマイクロ波による計測器で自動計測し、問題がなければインクジェット装置で印字が行われます。

検品後、結束・梱包されます。
当社では、品質を長く保持するため、UVカットシートを梱包の際に用いています。

プレカット加工

針葉樹製材をCADデータという設計図をもとに、住宅建築に使う建材に加工します。

在来工法木造住宅の建築では、大工さんの手加工で継手や仕口が作られますが、時間がかかることや熟練度による精度の差がでてしまうことが問題でした。
この問題を解決したのが、コンピュータでの設計CADと産業用ロボットを使用したプレカットシステムです。
CADを基に機械が自動で加工を行うため、加工品質に差がなく、時間を大幅に短縮することが可能となりました。

建材の種類によって多様な加工の仕方があり、
横架材、柱材、間柱材、登梁材など、
それぞれ加工仕様に対応した設備が整っています。

フィンガージョイント加工

★ 2022年 新設
フィンガージョイントは名前の通り「指を組む」ような形状の接着方法のことを指します。
フィンガージョイントによるメリットは、

・ 製材から欠点を取り除き、短くなった材を繋ぎ合わせて一つの製材として利用できること
・ 無垢では採り得なかった長い材を生産することができること

などがあり、木材の捨てる部分をより少なくし、有効活用することができるところにあります。

弊社ではフィンガージョイントによってツーバイ材の生産を行っており、こうした「枠組壁工法構造用たて継ぎ材」としてJAS認定を受け生産している工場としては、北海道初になります。

バイオマスボイラー

バイオマスボイラー

--- 士別市

加工時に発生したバーク(樹皮)を燃料として、ボイラー施設で蒸気(熱エネルギー)を生産しています。

蒸気は木材人工乾燥機に送られ、
三津橋産業㈱で生産された製材の乾燥に用いられます。

当社では平成15年からバイオマス燃料を利用した木材乾燥を行っており、24時間体制で管理しています。

化石燃料ではなくバイオマス燃料をを利用することで、
新たな二酸化炭素の発生を抑えることができます。

2024年夏にリニューアルいたしました

輸入業務

大阪支店

製材は米材(ホワイトアッシュ、イエローポプラ、ホワイトオーク等)を中心に輸入しています。

アメリカ広葉樹製材は、全米広葉樹製材協会(NHLA)の定めた厳格な基準があり(以下NHLA基準)グレード別に安定した品質の製材が供給可能です。

海外から輸送されたコンテナは保税地域に搬入され、審査を終えたものは大阪支店へ。

大阪支店は国際貿易港の大阪港ににあるという立地を活かし、スピーディーなアクセスで事業展開しています。

ウッドショック以前、日本の木材業界では原木・木製品ともに海外依存度が高い状態でした。

ですがウッドショックにより需要と供給のバランスは崩れ、日本では国産材への注目があつまるきっかけとなりました。
現在も外材の動きは読みにくい状態にありますが、海外の業界動向から目を離さず、取引を行っています。

地材地消にこだわり、道産材の普及に力を入れている三津橋産業ですが、海外の木材業界の動向も注視し、把握していくことの重要性を感じています。

サービスステーション

幌加内スタンド

地域密着型のサービスステーションとして、古くから親しまれている幌加内サービスステーション。
幌加内の町中にあります。
ロングドライブの一休みには最適です。
ぜひお気軽にご利用ください。

幌加内スタンドでは、カメラを設置しており誰でもみることができます。
冬季に降雪量を見ることができるため、町民や除雪業者など様々な方にご利用いただいています。