2022年6月2日
5月27日に、当社グループ会社の大成産業へ工場見学に行きました。
大成産業は北海道苫小牧市にあり、「カリモク家具」の資材工場として、北海道の銘木の一つであるナラで家具の部材を生産しています。
カリモク家具さんは木製家具トップメーカーであり、国内のみならず世界でも人気のある家具を作り続けています。そうしたカリモク家具さんを通じて全国、さらには世界へ北海道の木の良さを発信することで、その魅力をたくさんの人に知っていただけたらと思います。
新入社員研修も兼ねて見学いたしましたので、今回は一緒に見学に参加した生産管理課の相田さんにインタビューしてみました。
【見学会を終えて】生産管理課 相田
私が入社してから約2か月の間でも三津橋産業の納品数の多くを占めている、大成産業(株)に見学する機会を設けて頂き、当日は期待に胸を膨らませて足を運びました。
見るもの全てが驚きと発見の連続でしたが、私が非常に興味深く感じ、関心を持った事は大きく分けて2つほどあります。
1つ目ですが、一目で分かる在庫管理の徹底具合です。
「どの在庫がどこにあるのか」が目視でもシステム上でも、リアルタイムで分かるようになっていました。
このような管理が可能なのは、梱包をバーコードで管理しているためでした。
一つ一つの工程を終えるごとにログを取ることで、その梱包が決められた場所のどこにあって、どの工程まで達成されたかシステムにより管理が可能となっています。
同じ木材を扱う工場でも、工程、機械、管理までこれほど違うのかと感心すると同時に、こうした管理方法は当社でも取り入れられるポイントでもあるように感じました。
加工工程の多い工場では、細かい採材、加工、管理が必要になり、そうした仕組みの中で素早い作業を行っている社員さんの技術、意識の高さに惹きつけられ、木材加工の仕事は決して簡単なものではないと再認識しました。
2つ目は「社員教育」について、「ブラザー・シスター制度」を導入していたことです。
この制度は、先輩社員が新入社員につき、マンツーマンで仕事を教える制度です。
これにより、新入社員一人一人が直接丁寧な指導受けることができ、仕事への理解度が深まることは勿論、業務で分からないことがあった時や人間関係などでも相談事がある時は先輩社員に相談しやすい環境になっており、新入社員にとって働きやすい環境づくりが出来ています。
さらに、先輩社員と新入社員がペアで交換日記を行っており、コミュニケーションを図っているそうです。
このような細やかな取り組みの積み重ねが社員一人一人の製品、ものづくりへの意識の高さに繋がるのではないかと私は感じました。
また、工場の社員さんから月一回意見・提案を受ける機会を設けており、現場が感じた事、改善すべき事を意見交換し、互いに意見、意識を共有することで連帯感を高めているそうです。
私たち生産管理課も同様で、普段から生産現場に対しリスペクトを持っていますが、今よりも距離を縮めて話せる関係を築きたいと思いました。
工場見学を経て得たものは技術面だけではなく、技術に繋がる社員教育や現場とのコネクションに学ぶべき点が多かったと私は思います。
相田さん、ありがとうございました。
今回の貴重な体験を基に、自分なりに気づいた点を活かして、業務の改善・提案などに繋げていってくれたらと思います。
大成産業のみなさま、今回は見学の機会をいただきありがとうございました。