木ってどんな風に出来てるんだろう。考えたことはありますか?
輪切りの木って由来通りバームクーヘンみたいですよね。
そんな輪切りの状態で見た時に、
真ん中だけ色が違うものって、見たことありますか?
詳しく見ると違いがあり、それぞれ機能があって面白いんです。
木の中身を見てみましょう。
心材部がはっきりわかるくらい濃く着色されているものから、全くわからないものまで様々です。
色味も茶色、黒色、灰色、緑色、赤茶など、樹種によって変わります。
心材だけではなく、内樹皮部分が着色されている樹種もあります。(キハダ)
これまで源平のような材は
その色の差などから好まれず、ランクの低い材とされました。
また、偽心のある材も同様に好まれない傾向があります。
※エンジュなどは、心材と辺材の色のコントラストが逆に好まれます。
しかし資源の減少により、
赤身のみが取れる材や、偽心を含む欠点が全くないような質のいい材は少なく、
中々とれない、貴重な存在となりつつあります。
「これまで」の見方に囚われず、
今あるものを人間側がどのようにとらえ、考えて使うか。
木と真剣に向き合うべきと考えます。